まつばら矯正歯科/岐阜県中津川市の歯科/医院の特徴

　矯正歯科治療による変化として歯並びや噛み合わせが良くなることは皆さんご存知かと思います。しかし矯正歯科治療での変化はそれだけではありません。前歯の位置に動かすことによって口元や横顔まで変化が及ぶのです。

　口元の美しさを示す基準の１つにエステティック・ライン（E-line）というものがあります。エステティック・ライン (E-line)とは、鼻の先端と顎の先端に接する線分のことです。
　東洋人では、このラインに上下の口唇が接するかやや後退している状態が美しいとされています。矯正治療の必要な人の多くが、このエステティック・ラインよりも口唇が突出していることが多くみられます。
　また、口唇の突出を改善することは顔の美容だけが目的ではありません。
口唇の突出を改善することによって、口唇が閉じやすくなり、口呼吸を予防し歯周病やう蝕のリスク軽減や風邪を引きにくくなるなどメリットがあります。

　まつばら矯正歯科では歯並び・噛み合わせだけでなく口元から横顔まで配慮した矯正治療を行ないます。

■ オーダーメイドの矯正装置と既製の矯正装置

矯正治療のテクニックは「スタンダードエッジワイズテクニック」と「ストレートワイヤーテクニック」の２つに大別されます。

　まつばら矯正歯科が導入しているスタンダードエッジワイズテクニックとは、患者様一人一人の歯や顎の大きさに合わせて、矯正歯科医がワイヤーを三次元的に屈曲しそれを装着することで治療を進めていく、いわば、オーダーメイドの矯正治療です。

　多くの矯正歯科医院で導入しているストレートワイヤーテクニックとは、既製のアーチ状の形状記憶合金のワイヤー（平均的な歯やあごの形態に曲げられた製品化されたワイヤー）を歯に装着し、歯を平均的な位置に動かして、歯並びを整えていく矯正治療です。

　人間の歯やあごのかたち、位置関係は非常に複雑で、平均値では表現しきれない部分が多くあります。そのため、上下の歯をしっかりかませるためには、とても繊細な調整が必要です。
現在、日本の多くの矯正歯科医院では、ストレートワイヤーテクニックによる治療がおこなわれています。ストレートワイヤーテクニックは、治療にあまり手間がかからない反面、スタンダードエッジワイズテクニックに比べて、細かい歯のコントロールが、おこないにくい方法です。
きちんとした歯並び・かみ合わせをつくる質の高い矯正治療をおこなうためには、どうしても細かい配慮をワイヤーに組み込むことが可能なスタンダードエッジワイズテクニックが必要になります。
スタンダードエッジワイズテクニックの技術の習熟には、多くの時間、訓練が必要なので、治療をおこなう矯正歯科医にとって大変ではありますが、習熟したドクターによるスタンダードエッジワイズテクニックは、ストレートワイヤーテクニックや他の矯正テクニックではおこなえない、精度の高い仕上がりを可能にします。また、歯根を歯槽骨の中に正しく移動(位置)させることは、その後のかみ合わせの安定にも結びつきます。

　きちんとした歯並び・噛み合わせを創り上げ、矯正治療後の患者様の口腔内を健康に保つための基礎的な土台づくりをするという見えない部分にもこだわる質重視の治療には、スタンダードエッジワイズテクニックが一番なのです。